▼ 風穴葺き替え 去る4月20日、地元雷行政区の皆さんによって境内にある風穴(カザアナ)の葺き替えが行われました。 風穴は志摩町の芥屋の大門の洞窟に続いていると言われ、当院を開いた清賀上人が風の神を封じた跡で、わらとかやを円柱状に約2メートル積み上げた円塔は古来より触るとたちまち暴風が吹き荒れたとの伝説が残っています。また明治末までは風穴の南側に下宮(笠折権現)もありました。(現在は雷神社に合祀) 今も毎年2回、わらを積み上げて、行政区の皆さんが大切に守ってきましたが、傾きかけてきたので今回の全面葺き替えとなりました。なお江戸時代中期明和9年(1772年)以降の正確な葺き替え記録は残っていませんが、古老の方のお話しでは60年ぶりの葺き替えになります。 昨秋より田んぼ二反分のわらと軽トラック2台分のかやを集めて準備を進めてきたもので、当日は午前8時より、当院の総代も参列して法要を営み、葺き替え作業の安全を祈願、古いわらを取り除いた後に、深さ約80センチの穴を掘り、海砂を入れ戻し、塩で清め、かやで50センチ覆った後に、わらを2メートル積み上げ午後3時過ぎに完成し、再度法要を行い、無事葺き替えが終了しました。 井上弘雷行政区長より「伝統行事を今後も続けていきたい」と挨拶がありました。地元の人々が地域の文化を守っていかれることは、素晴らしいことだと思います。
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